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アジア人は老けない

最近、なにかの拍子にYouTubeで「チャーリーズ・エンジェル」(リメイク版のほう)のトークショーで3人が久々に集まってわいわいしゃべっているのを見ました。 3人というのは、 Drew Barrymore (ドリュー・バリモア) Cameron Diaz (キャメロン・ディアス) Lucy Liu(ルーシー・リュー) そのコメントを読んで気づいたのが、「ルーシー・リュー、ぜんぜん変わってない」「ルーシー・リュー、52歳とは思えない」と驚いている人の多いこと。 そこで何人かの人が書いていたフレーズが Asian don’t raisin. これ、どうやら「アジア人は年取らない」とか「アジア人は老けない」とかいう意味の決り文句みたいです。 raisinは干しぶどうのレーズン。要するに、アジア人はレーズンみたいにしわしわにならないってこと。しかも、 “エイジァン・ドント・レイズン” で、韻を踏んでいるんですねぇ。 同じような決り文句で、 Black don’t crack. ってのもあるみたいです。これは「黒人は年取らない」ってことで、crackは割れる、ひびが入るってことなのでこれもやはり、黒人はしわしわにならないということ。しかも、 “ブラック・ドント・クラック” でこれまた韻を踏んでいます。 Asian don’t raisin.Black don’t crack. アジア人は年齢よりも若く見えると、他の人種、特に白人から不思議がられているようです。 今回話題にした動画

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男って偉そう〜を表す英語

先日、複数の英単語をくっつけた合成語の話(workationなど)をしましたが、今回もそれに関連した話をひとつ。 mansplaining マンスプレイニング。この言葉、かなり前から結構Twitterで目にします。男性が上から目線で女性に対してうんちくを傾けたり説教をしたりして、bossy (偉そうな・bossから来ている形容詞)な態度をとること。 man (男性) + explain (説明する) の合成語です。mansplainだと「mansplainする」という動詞、ingがつくと「mansplainすること」という名詞扱いになりますね。下記のように使います。 Stop mansplaining me. (男性に対して)偉そうに説教するのやめて。 また、少し前、twitterで超話題になった、ポテサラ問題。小さい子供がいるママがスーパーでポテトサラダを手に取ったら、高齢の男性が「母親ならポテトサラダくらい作ったらどうだ」と説教したという話。この話題に関する英語の記事にmansplainingが使われています。 Mom’s tweet about potato salad mansplaining draws huge response from women in Japan – The Mainichi 『あるママが男性目線のポテサラ説教についてツイートしたところ、日本女性から大きな反響を呼んだ』 みたいな意味でしょうか。 manspreading マンスプレディング。これも、似たような造語ですね。こちらは man (男性) + spread (がばっと開く、広げる) 公共の場所の椅子や公共交通機関で、男性が他の人のことを気にせずに大股を開いて座っていることをいいます。 I hate when a guy is manspreading on the train. 男の人が電車でがばっと足開いて座ってるのイヤ。 こちらも結構前から使われているようで、twitterで、東京など都会の地下鉄での風景として在日外国人たちがtweetしているのをたまに見かけます。 じゃあ女性は足広げて座らないの?––– という議論はやっぱりあるようですね…。調べると色々出てきましたが、その話はここでは長くなりそうなのでやめときましょう。

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ワーケーションって日本人が作ったの?

ワーケーション、workation、ちょっと前に政府がGo To トラベルキャンペーンとからめて大々的に発表していましたね。(NHKニュース) このワーケーションという言葉をめぐって、Twitterでは“日本人が勝手に作り上げた和製英語だ”、“Go to travel同様政府が作ったしょぼいキャッチフレーズ”という投稿が拡散してしまいました。 Workation、結構前から存在する言葉なんです このワーケーション、ご存知のようにworkとvacationをくっつけた造語で、さすがに発表されてからしばらくたっているので知っている人も多いと思いますが、実はこの言葉はかなり前から存在して、私自身、何年も前から英語圏の人が使っているのを目にしています。(もちろん、workationという単語を今回聞くまで知らかなかったという英語圏の人もいました) パソコンひとつで仕事ができるIT業界の人達がタイやインドネシアなどに何ヶ月か滞在しつつ仕事する、みたいなシチュエーションで使われています。似た状況を表すdigital nomad(デジタルノマド、デジタル遊牧民)という言葉もあり、どちらもれっきとした英語圏発祥の言葉です。 2つの英単語をくっつけて新しい単語を作るのは日本人の得意技のように思えますが、実は本家本元の英語圏でもこういった造語(portmanteau・ポートマントウというらしいです)はたくさん存在していて、そのうちのほとんどはスラングとして知られています。 普通に日本でも日常使っている単語として、 brunch = breakfast + lunch motel = motor + hotel cosplay = costume + play 最近できた単語では Brexit = Britain + exit “ある土地で話されている独特の英語”という意味で Singlish = Singaporean + English Spanglish = Spanish + English Chinglish = Chinese + English 当然、上記ほどメジャーじゃないですがJapanglishもありますね…。 ネットやTwitterまわりでも造語はあります。 netizen = internet + citizen (ネット住民) twitterverse = twitter + universe (twitterの世界、twitter中すべて、twitter中の人々) tweeple, tweeps = twitter + people, twitter + peeps (twitterユーザーのこと。peepsはpeopleのスラング) このように言葉は生き物です。「日本人がまた変な英語作って!」なんてガミガミせず、もっと気楽に構えたらどうでしょうか。カラオケ(karaoke = 空のオーケストラ)なんて日本人が作ったぶっ飛んだ言葉も今や英語になってますからね。

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英語ネタ

Bokehはボカちゃう、ボケやで

先日、Appleの技術者・開発者向けのイベントWWDCがありました。日本ではいつも午前2時くらいに始まる真夜中〜朝方のイベント。そんなわけで、ここのところ見ていないし、録画もまだ見てないのですが、そういえば1年半くらい前に生で見ていたときのことを思い出しました。 iPhoneのカメラの説明のところで、プレゼン担当者が“ボカ”を連発するんですよね。なんなの“ボカ”って。 しばらく経って、“ボケ”のことだとわかりました!ぼかす、のボケです。 英語ではbokehまたはbokeとつづり、れっきとした日本語由来のカメラ用語で、写真用語でぼかしのエフェクトのこと、と辞書にも書かれています。 a blurred (= not clear) effect used in photography https://dictionary.cambridge.org/dictionary/english/bokeh blurはぼけてはっきりしないものとか、ぼかすいう意味の英語で、Photoshopのフィルタメニューの“ぼかし”は英語版では“Blur”となっています。 Twitterで私が文句を言っていたら、「Bokehはどう読んでいいかわからない人も、Bokéだったら確実にボケと読んでくれるだろう」と助言してくれた人がいました。 たしかに、ポケモンもPokémonとeの上にアクセント記号が付いてたしね。 関連の単語 bokeh …ボケ(写真用語)blur …ぼかし、ぼけているもの、ぼかすblurry …ぼけている状態 例:The picture is blurry.

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ニュース 英語ネタ

人種問題用語・略語

Tweetなどを読むときの参考とメモ。 BLM (black lives matter) POC (person of color, people of color):有色人種、白人以外の人種の人 racist:人種差別的な。人種差別主義者 white privilege:白人であることで享受できる特権(男性だけの特権はmale privilege) white supremacy:白人至上主義 white supremacist:白人至上主義者 systematic systemic racism (institutional racism):組織や社会全体に当たり前のこととして、また、制度的に根付いてしまっている人種差別、のようならこと?(うまい説明があれば教えてください) Caucasian:白人のこと。一般にはwhiteと同様の意味で普通に使われている。 mixed race:混血 biracial:いわゆる日本で言うハーフ。2つの人種の混血。3つ以上になるとmultiracialなどという。 interracial:異人種間。interracial marriageは異人種間の結婚 racial discrimination:人種差別 minority group:社会的少数者、マイノリティー racial minority:人種的なマイノリティー Antifa:anti-facistの略。反ファシスト

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日常 英語ネタ

あつ森とローカライズ

“My bad*…”最後にブログをアップデートしてから1ヶ月も経ってしまいました。 というのも、「あつまれ どうぶつの森」がやりたくて、Nintendo Switch本体を手に入れることに必死の1ヶ月で、Twitterの私のタイムラインはほぼSwitch関連でした。 初代Switchが発売されたときにも品薄で結局その時点で買うのあきらめてしまってたんですよね。で、肝心のSwitch本体は手に入れられたかって? いえ、まだです! 抽選に外れまくり、ゲリラ入荷してもエラーで買えず…。未だ奮闘中です。 英語版のローカリゼーション それにしても世界中の人が「あつ森」をやっていますね。 発売すぐ後にSNSをにぎあわせたのは、しずえさんがデスク上での飲んでいる氷入りの麦茶が、海外ではウィスキーの水割りを飲んでいると思われ、朝っぱらから酔っ払っている!という話。飲んだくれているしずえさんのイラストなんかもシェアしてて、笑いますw ところで、英語版のしずえさんの名前はIsabelle。ポケモンなんかもそうなんですが、キャラクターの名前も全然日本語とは違う。よく考えられてるなといつも思っていますが、今更ながらふと、「カブはTurnipで直訳なんだな」と。まぁ、見た目がカブだからひねりようもないでしょうが…。 日本人は何の疑問もなく、株→カブ(蕪)だからあの野菜を売り買いしてるのね、と思うわけですが、海外の人にとってはなんでよりによってあの野菜なの?ってことになってるよね、きっと。 その辺はやっぱり、詳しく説明している人がいるんですね〜。redditでは、turnipは日本語の株と蕪の語呂合わせから来ているということを教える人がいて、そのことを初めて知って関心している人のコメントを見ることができます。 When you find out Joan sells turnips because the Japanese word for “turnip” sounds exactly the same as the word for “stock” from r/AnimalCrossing やっぱりこればっかりはしょうがいない、Lost in translationだね、とSNSで言っている人もいました。 さらに、新キャラの「ウリ」の英語名、“Daisy Mae”は、Fannie Mae(ファニー・メイ)から来ている!(リーマンショック関連のアメリカの金融機関のひとつ)とか、彼女のおばあさんの「カブリバ」の英語名“Sow Joan”はダウ・ジョーンズのこと、などとコメント欄もにぎわっていました。 「街へいこうよ どうぶつの森」のときは日本語でやっていましたが、もし本体を手に入れたら、今度は英語で「あつ森」をやってみたいと思います。 あぁ、それにしても、当たらないかなぁ。 追記6/2、Amazonに入荷したSwitch本体を購入することができました!そして6/3朝無事に届きました。機種はネオンブルー/ネオンレッドのものです。 今回関連の英語My bad …「すまん」「私が悪かった」の意味の口語lost in translation …翻訳によって原文にある大事な意味が損なわれてしまっている状態

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英語ネタ

パン粉は英語になった?

コロッケ、とんかつ、エビフライ–––揚げ物には欠かせないパン粉。パン粉って日本独特のものだって知ってました? 私は、英語圏のレシピサイトを見て料理することがあるのですが、最近材料としてpankoと書いてあるのをよく目にします。パン粉は、西洋では同等のものとしてbreadcrumbs(またはbread crumbsの2単語。直訳:パンくず)という材料が存在しますが、どうしてわざわざpankoと書いてあるんでしょう。 色々調べてみると、「パン粉は、breadcrumbsに比べ、大きめのフレーク状でふんわりしている。揚げるとサクッとした軽い仕上がりになる」とのことです。このサイトの写真がよくわかります。What’s the Difference Between Panko and Breadcrumbs? 最初は日本食をはじめ、アジア料理に使われていたのがだんだんアジア料理以外、アジア人以外にも広まっていったと思われます。でも本当に普通の人はpankoと聞いてわかるのだろうか?そこで Is panko a common word in English now? @akikohayashi とTwitterで聞いてみたところ…もらった返答のうち、NoとYesは半々くらいでした!Yesの人のコメントとしては、カナダではよく聞く、あるいは最近とてもよく聞くようになった、という人が2人。アメリカでもレストランのメニューでよく見るという意見もありました。 都市部と田舎では認知度は全く違うかもしれないですね、panko。

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ニュース 英語ネタ

Social Distancing

SNSでここのところすごく目にする語句、social distancing。ちょっと前までは新型コロナウイルスに関連してquarantineという単語をよく目にしていたのですが、少し前からはsocial distancingですね。これは欧米で感染がより身近になってきた証拠でもあるでしょう…。 日本語で訳しにくい表現のうちのひとつかと思いますが、よく“社会距離戦略”と訳されています。 私はこの訳にピンと来ません。抽象的でなんのことかわからないですよね?社会的に距離をおくって??? イメージとしては、“人が集まるところ(society)”から“距離を置く(distance)”ってことでしょうか。 人と人との距離を1〜2mあけて、などの具体的なものから、イベントに参加するのは避ける、という広い意味まで含まれるようです。 日本でもこのように簡単に表現できる語句があれば便利なのに、と思います。 BBCがビデオでわかりやすく説明しています。Coronavirus: What is social distancing? 今回の関連英語Practice social distancing …social distancingを実行する

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歩く肺炎

もう、病気の話題ばかりですみません。 そういえば思い出しました。1ヶ月くらい前にエルトン・ジョンがコンサート中に具合が悪くなり、コンサート中止になったというニュースがありました。 原因は“walking pneumonia” pneumonia (ニューモニア)は肺炎ということは知っていたのですが、“歩く肺炎”って??? walking pneumoniaってマイコプラズマ肺炎のことだったんですね。もちろんこれは俗称で、ちゃんとした名称もあるのですが、症状が比較的軽く、入院などが必要なく日常生活を続けることができる肺炎ということで、“歩く肺炎”と呼ばれているそうです。 そんな名前で呼ばれると、なんだか油断してしまいますね。もちろん、下記の記事によると、油断せずにきちんと治療、療養などしてくださいと書いてあります。 それにしてもエルトン・ジョン、コロナ由来の肺炎じゃなくてよかった。 参考記事What Is Walking Pneumonia? (American Lung Association) 今回の関連英語walking pneumonia …マイコプラズマ肺炎walking dictionary, walking encyclopedia …歩く辞書、歩く百科事典(ものしりな人のこと)

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Askはアクス?

先日、アメリカの大学の卒業式で卒業生のスピーチをFacebookで見ました。その生徒はとてもきれいな黒人の女子大学生で堂々としたしゃべりっぷり。 スピーチを聞いていると早々、“She axed me……”とその子はいうじゃないですか。え?アクス? アスクじゃない?緊張してろれつ回らなかったのかな。と続けて聞いているとまた“……axed” またアクスと言ってる!その後はそれが気になって気になってスピーチの内容が入ってこなくなりました。 Facebookのコメントを読んでみると、やはり同じように気になった人(大部分はアメリカ人)が多く、スピーチの内容のすばらしさの他に“アスクask”が“アクス(ax)”になっていたというコメントが多く寄せられ、それが論争にまでなっていました。 「“アクス(ax)”は正しくない英語だから、それを使うのは教養のない人。スピーチがすばらしいだけに非常に残念」という意見を言っているのはほぼ白人。 それに反論して、「アフリカ系アメリカ人の英語だ」という黒人や、「文化や地域による方言」という人など、スピーチの内容に関するコメントはどこへやら。 中でも、「元々昔はみんな“アクス(ax)”と言っていた」と主張している人がいて、ほんまかいな、と半信半疑で調べてみたところ…なんと、どうやら本当らしいのです。昔は“アクス(ax)”が主流だったという記事が結構出てきたのです。 語源となる単語からaskやax、ashなど色々と派生して、“アクス(ax)”が主流で正しかった時期もあるのだが、現在は“アスク(ask)”がたまたま主流になった。だから“アクス(ax)”を使う人がいてもおかしくはないとのこと。 さらに、黒人にとっては、“アクス(ax)”には“アスク(ask)”とは違った意味合いがあるらしいのです。“頼む”とか“尋ねる”という意味に“黒人のアイデンティティ”が染み込んだ単語らしいのです。う〜ん、私は英語ネイティブでもないし黒人でもないので、このへんはちゃんと説明できないし、理解しきれてないのかもしれないけれど、私は下記のリンク先の記事を読んでそのようにとらえました。 スピーチをした黒人女子大学生は自信をもって“アクス(ax)”と言っていたんでしょうね。誰に何を言われようとも。 参考記事“The ‘ax’ versus ‘ask’ question”