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日常

欧米のアジサイは陽気

7月に入りましたが、まだまだ梅雨ですっきりしない天気が続いています。 梅雨時期の日本の風景といえばアジサイ(紫陽花)! 雨がしとしと降る霞んだ空気の中に建つお寺と境内を彩るアジサイ。 アジサイって晴れた日に見るよりも、雨模様のちょっとどんよりした空のときのほうが美しいって思いますよね。紫や水色、ピンクの花が霧に覆われることによって微妙な色合いを織りなすからかもしれません。 でも待てよ、それって世界共通の感覚なのだろうか、いやそもそもアジサイって海外ではポピュラーなんだろうか…とふと疑問に思いました。 そこで、海外でアジサイを愛でている人はいるのだろうか、とInstagramで検索してみました。 アジサイは英語でhydrangea ハイドランジア(ハイドランジャに近い)と読みます。ラにアクセント。“アジサイ”の音の雰囲気とは似ても似つかない耳触りですよね…。 #hydrangeas#hydrangea の2つのハッシュタグを追ってみたところ…。 おぉ。欧米でもアジサイはあるんですね!イングリッシュガーデン風のお庭に植わっているアジサイ、広々とした一軒家の前を彩るアジサイ、アジサイを出荷している農家の写真もありました。少しですが韓国語や中国語の写真も。 そして特に欧米の写真はほぼさわやかで明るい!真っ青な空にピンク、紫、ブルーの大きなアジサイの花々。一緒に写っている人もハッピーな感じ。日本のイメージとは全く違う! でも冷静に考えてみればそうだよな…と。欧米の多くの土地では6、7月に梅雨のような雨季がなく、それどころか6月が一番さわやかでいい季節ってところが多いですね。だからこそジューン・ブライドって習慣があるわけで…日本だったらジメジメです。 ところが違えば気候も違い、花を愛でる環境も違う。日本人が紫陽花といえば、雨に濡れたしっとり静かな場面を思い出すように、欧米の人はhydrangeaといえば、青い空の下さわやかに咲く花と思い描くのでしょうか。 そういえば、こんな話を学生のとき(すっごい昔です)に聞いたのを思い出しました。 京都のあるお寺を訪れた欧米のグループ観光客にガイドさんが「皆さんは運がいいですね。今日は雨なのでさらに美しいです」と言ったら観光客はそれをジョークだと思ってみんなゲラゲラ笑った、という。 ちなみに、アジサイは日本が原産だそうです(Wikipedia参照)。“お寺にアジサイ”はまさに日本の原風景。子どもの頃はアジサイを見ると『ああ、ついに梅雨か…』とくら〜くなってた私ですが、最近は雨の中咲くアジサイの風景が美しいと思う年になりました。

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日常 英語ネタ

あつ森とローカライズ

“My bad*…”最後にブログをアップデートしてから1ヶ月も経ってしまいました。 というのも、「あつまれ どうぶつの森」がやりたくて、Nintendo Switch本体を手に入れることに必死の1ヶ月で、Twitterの私のタイムラインはほぼSwitch関連でした。 初代Switchが発売されたときにも品薄で結局その時点で買うのあきらめてしまってたんですよね。で、肝心のSwitch本体は手に入れられたかって? いえ、まだです! 抽選に外れまくり、ゲリラ入荷してもエラーで買えず…。未だ奮闘中です。 英語版のローカリゼーション それにしても世界中の人が「あつ森」をやっていますね。 発売すぐ後にSNSをにぎあわせたのは、しずえさんがデスク上での飲んでいる氷入りの麦茶が、海外ではウィスキーの水割りを飲んでいると思われ、朝っぱらから酔っ払っている!という話。飲んだくれているしずえさんのイラストなんかもシェアしてて、笑いますw ところで、英語版のしずえさんの名前はIsabelle。ポケモンなんかもそうなんですが、キャラクターの名前も全然日本語とは違う。よく考えられてるなといつも思っていますが、今更ながらふと、「カブはTurnipで直訳なんだな」と。まぁ、見た目がカブだからひねりようもないでしょうが…。 日本人は何の疑問もなく、株→カブ(蕪)だからあの野菜を売り買いしてるのね、と思うわけですが、海外の人にとってはなんでよりによってあの野菜なの?ってことになってるよね、きっと。 その辺はやっぱり、詳しく説明している人がいるんですね〜。redditでは、turnipは日本語の株と蕪の語呂合わせから来ているということを教える人がいて、そのことを初めて知って関心している人のコメントを見ることができます。 When you find out Joan sells turnips because the Japanese word for “turnip” sounds exactly the same as the word for “stock” from r/AnimalCrossing やっぱりこればっかりはしょうがいない、Lost in translationだね、とSNSで言っている人もいました。 さらに、新キャラの「ウリ」の英語名、“Daisy Mae”は、Fannie Mae(ファニー・メイ)から来ている!(リーマンショック関連のアメリカの金融機関のひとつ)とか、彼女のおばあさんの「カブリバ」の英語名“Sow Joan”はダウ・ジョーンズのこと、などとコメント欄もにぎわっていました。 「街へいこうよ どうぶつの森」のときは日本語でやっていましたが、もし本体を手に入れたら、今度は英語で「あつ森」をやってみたいと思います。 あぁ、それにしても、当たらないかなぁ。 追記6/2、Amazonに入荷したSwitch本体を購入することができました!そして6/3朝無事に届きました。機種はネオンブルー/ネオンレッドのものです。 今回関連の英語My bad …「すまん」「私が悪かった」の意味の口語lost in translation …翻訳によって原文にある大事な意味が損なわれてしまっている状態

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日常

Stay Homeでパンを焼く

最近、日本でも#StayHomeや#StayAtHomeはすっかりおなじみのハッシュタグになってしまいました。いつまでこの状態が続くのでしょうかね…。 ずっと家にいる生活が長くなってくると、人間なにか作りたくなるんでしょうか。少し前から私のSNSのタイムラインでも、家で焼いたパウンドケーキ、クッキー、パンの写真を目にすることが多くなりました。そういえば、小麦粉は普段より売れているとか。 在宅勤務なのにそんな時間あるの? 私は以前から基本的に在宅勤務なので、こんな状況下でも、ありがたいことに今のところ変わらず仕事をさせていただいています。在宅勤務になった人たちも場所が変わっただけでさぞかし忙しいんだろうなと思っていましたが、結構パンなんかを焼いているんですね。私はとうていパンを焼く時間なんてないのに不思議だなぁと思い、なんとなくTwitterでつぶやいてみました。 My life hasn’t changed much because I usually work from home. Then I look at social media, a question came up. Even if you are at home, you still have to work, right? How can people have time to make cake, bread, watch movies and stuff? @akikohayashi そしたら、何人かの人が、通勤時間がないからその分の時間でパンを焼いたりしているのでは?自分はそうだ、という回答してくれました。 なるほど。そうなんだ〜、とへらへら返事をしていたのですが、その後、深刻な内容の返信も…。 –––失業した、という人からです。2人のニューヨーク在住の方(日本人ではない人)でした。仕事がないから空いた時間を使って何でもいいからやっている、と。何もしてないと不安ですよね…。 その返信ツイートをみて、「ああ、なんて私は思いやりがないツイートをしてしまったんだ」と思いましたが、返信をくれたうちのひとり(フォロー外からの人でした)に休業や失業の補償はどうなっているのか興味があったので聞いてみました。 Are you going to get unemployment benefits? @akikohayashi その人は親切に詳しく説明してくれました。当面8月いっぱいまで仕事がなく、失業中はニューヨーク州の失業手当300ドルが毎週支給され、7月いっぱいまでは特別にボーナス手当としてさらに毎週600ドルが上乗せされる、とのことでした。 手厚いですね。アメリカ(それもニューヨーク)とデフレの日本ではそもそも生活コストが違いますが、それでもうらやましい。 なんとなくつぶやいたTweetへ、こんな深刻な内容の返信をもらってちょっと反省しています…。でもそのおかげで、マスコミ経由ではなく、遠く離れた国で実際に人々がどうやって生活しているのかがわかったのはよかったのかもしれません。 今回関連のハッシュタグ#quarantinebaking (quarantine baking) #isolationbaking (isolation baking)どちらも隔離ベーキング(直訳)の意味 今回関連の英語work from home …在宅勤務する。WFHと略されることもあるunemployment benefit …失業手当