クルーズ船、ダイヤモンドプリンセスが横浜港に停泊してからしばらく経ちます。乗客、クルー、また医療従事者の方、コロナウイルスの感染が心配ですね。 何日か前から、乗客の方たちのTwitterアカウントをフォローしています。日本語、英語両方です。どの方もストレスフルな環境のなか、がんばっていらっしゃいます。私も応援する気持ちで毎日見ています。 イギリス人のTweetでなるほどな、と思ったことが。やはり一刻も早く自国に帰りたいイギリス人乗客が、首相に頼んでもらちが明かなさそうだからと、イギリス人富豪のリチャード・ブランソン氏にTwitterで援助を求めています。 ブランソン氏は有名なアントレプレナーでヴァージン・グループ会長。ヴァージン・アトランティック航空の飛行機を出してくれるかもしれないですよね! イギリスの人が助けを求めるのもなるほどなって感じです。日本だったら誰に助けを求めるでしょうか?
先日、アメリカの大学の卒業式で卒業生のスピーチをFacebookで見ました。その生徒はとてもきれいな黒人の女子大学生で堂々としたしゃべりっぷり。 スピーチを聞いていると早々、“She axed me……”とその子はいうじゃないですか。え?アクス? アスクじゃない?緊張してろれつ回らなかったのかな。と続けて聞いているとまた“……axed” またアクスと言ってる!その後はそれが気になって気になってスピーチの内容が入ってこなくなりました。 Facebookのコメントを読んでみると、やはり同じように気になった人(大部分はアメリカ人)が多く、スピーチの内容のすばらしさの他に“アスクask”が“アクス(ax)”になっていたというコメントが多く寄せられ、それが論争にまでなっていました。 「“アクス(ax)”は正しくない英語だから、それを使うのは教養のない人。スピーチがすばらしいだけに非常に残念」という意見を言っているのはほぼ白人。 それに反論して、「アフリカ系アメリカ人の英語だ」という黒人や、「文化や地域による方言」という人など、スピーチの内容に関するコメントはどこへやら。 中でも、「元々昔はみんな“アクス(ax)”と言っていた」と主張している人がいて、ほんまかいな、と半信半疑で調べてみたところ…なんと、どうやら本当らしいのです。昔は“アクス(ax)”が主流だったという記事が結構出てきたのです。 語源となる単語からaskやax、ashなど色々と派生して、“アクス(ax)”が主流で正しかった時期もあるのだが、現在は“アスク(ask)”がたまたま主流になった。だから“アクス(ax)”を使う人がいてもおかしくはないとのこと。 さらに、黒人にとっては、“アクス(ax)”には“アスク(ask)”とは違った意味合いがあるらしいのです。“頼む”とか“尋ねる”という意味に“黒人のアイデンティティ”が染み込んだ単語らしいのです。う〜ん、私は英語ネイティブでもないし黒人でもないので、このへんはちゃんと説明できないし、理解しきれてないのかもしれないけれど、私は下記のリンク先の記事を読んでそのようにとらえました。 スピーチをした黒人女子大学生は自信をもって“アクス(ax)”と言っていたんでしょうね。誰に何を言われようとも。 参考記事“The ‘ax’ versus ‘ask’ question”