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日常

Stay Homeでパンを焼く

最近、日本でも#StayHomeや#StayAtHomeはすっかりおなじみのハッシュタグになってしまいました。いつまでこの状態が続くのでしょうかね…。 ずっと家にいる生活が長くなってくると、人間なにか作りたくなるんでしょうか。少し前から私のSNSのタイムラインでも、家で焼いたパウンドケーキ、クッキー、パンの写真を目にすることが多くなりました。そういえば、小麦粉は普段より売れているとか。 在宅勤務なのにそんな時間あるの? 私は以前から基本的に在宅勤務なので、こんな状況下でも、ありがたいことに今のところ変わらず仕事をさせていただいています。在宅勤務になった人たちも場所が変わっただけでさぞかし忙しいんだろうなと思っていましたが、結構パンなんかを焼いているんですね。私はとうていパンを焼く時間なんてないのに不思議だなぁと思い、なんとなくTwitterでつぶやいてみました。 My life hasn’t changed much because I usually work from home. Then I look at social media, a question came up. Even if you are at home, you still have to work, right? How can people have time to make cake, bread, watch movies and stuff? @akikohayashi そしたら、何人かの人が、通勤時間がないからその分の時間でパンを焼いたりしているのでは?自分はそうだ、という回答してくれました。 なるほど。そうなんだ〜、とへらへら返事をしていたのですが、その後、深刻な内容の返信も…。 –––失業した、という人からです。2人のニューヨーク在住の方(日本人ではない人)でした。仕事がないから空いた時間を使って何でもいいからやっている、と。何もしてないと不安ですよね…。 その返信ツイートをみて、「ああ、なんて私は思いやりがないツイートをしてしまったんだ」と思いましたが、返信をくれたうちのひとり(フォロー外からの人でした)に休業や失業の補償はどうなっているのか興味があったので聞いてみました。 Are you going to get unemployment benefits? @akikohayashi その人は親切に詳しく説明してくれました。当面8月いっぱいまで仕事がなく、失業中はニューヨーク州の失業手当300ドルが毎週支給され、7月いっぱいまでは特別にボーナス手当としてさらに毎週600ドルが上乗せされる、とのことでした。 手厚いですね。アメリカ(それもニューヨーク)とデフレの日本ではそもそも生活コストが違いますが、それでもうらやましい。 なんとなくつぶやいたTweetへ、こんな深刻な内容の返信をもらってちょっと反省しています…。でもそのおかげで、マスコミ経由ではなく、遠く離れた国で実際に人々がどうやって生活しているのかがわかったのはよかったのかもしれません。 今回関連のハッシュタグ#quarantinebaking (quarantine baking) #isolationbaking (isolation baking)どちらも隔離ベーキング(直訳)の意味 今回関連の英語work from home …在宅勤務する。WFHと略されることもあるunemployment benefit …失業手当

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英語ネタ

パン粉は英語になった?

コロッケ、とんかつ、エビフライ–––揚げ物には欠かせないパン粉。パン粉って日本独特のものだって知ってました? 私は、英語圏のレシピサイトを見て料理することがあるのですが、最近材料としてpankoと書いてあるのをよく目にします。パン粉は、西洋では同等のものとしてbreadcrumbs(またはbread crumbsの2単語。直訳:パンくず)という材料が存在しますが、どうしてわざわざpankoと書いてあるんでしょう。 色々調べてみると、「パン粉は、breadcrumbsに比べ、大きめのフレーク状でふんわりしている。揚げるとサクッとした軽い仕上がりになる」とのことです。このサイトの写真がよくわかります。What’s the Difference Between Panko and Breadcrumbs? 最初は日本食をはじめ、アジア料理に使われていたのがだんだんアジア料理以外、アジア人以外にも広まっていったと思われます。でも本当に普通の人はpankoと聞いてわかるのだろうか?そこで Is panko a common word in English now? @akikohayashi とTwitterで聞いてみたところ…もらった返答のうち、NoとYesは半々くらいでした!Yesの人のコメントとしては、カナダではよく聞く、あるいは最近とてもよく聞くようになった、という人が2人。アメリカでもレストランのメニューでよく見るという意見もありました。 都市部と田舎では認知度は全く違うかもしれないですね、panko。

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ニュース

Shimura Ken

志村けん(あえて普段から呼んでいたように敬称なしで書きます)がコロナウイルス由来の肺炎で亡くなってからもうすぐ1週間経ちます。 ウイルス感染のニュースを聞いたときも信じられませんでしたが、まさか亡くなるとは思ってもみませんでした。しかもこんなに早く…。年齢的にドリフを見て育った世代で、しかも特に志村けんのことが大好きで大人になってもバカ殿とか見ていた身としては、今回のこの出来事は本当に、本当に、本当に、ショックです。 Twitterでは日本人はもちろん、外国人も志村けんについてツイートしています。アジア圏ではメジャー、欧米圏では日本に興味がある人なら知っているという知名度なのかもしれませんが、興味深いのが、英語のツイートで Shimura Ken (姓・名) でツイートしている人が結構いるということです。Ken Shimura (名・姓)も目にするのですが、同じくらいShimura Ken(姓・名)も目にします。 “シムラケン”って言いやすいし、なんといってもその響きであの顔が浮かんできます。“ケンシムラ”ではあの顔は浮かんできません。志村けんを知ってる人なら“シムラケン”でブランドが確立されていて、日本人外国人問わずみんなに愛されていたんだなと思いました。 最近、日本の慣習を尊重して対外国の用途でも“姓・名”で名前を統一するという考えが出てきています。これは日本人だけが言っているのではなく、日本を知る外国人もそう主張している人がいます。 数年前に地元の小学校での英語授業のボランティアをしたとき、カナダ人の先生(ALTではなく先生です)は徹底して“姓・名”で名前を書くようにと児童に言っていました。 現在中国や韓国は英語表記でも“姓・名”で統一しているので、英語表記で“姓・名”にするのは別に珍しいことではありません。これには日本人、(日本にゆかりのある)外国人問わず色んな意見があるみたいです。Facebookでずいぶん前に“姓・名”か“名・姓”かについての投稿があり、コメントを見ても意見がわかれていました。 “Shimura Ken”のようなケースは別として、私は、英語では“名・姓”(私の場合Akiko Hayashi)と表記するようになって長く、みんなそれで慣れているのだから今のままでいいんじゃないかな、と思っています。みなさんはどう思いますか? ちょっと話がそれましたが、日本は本当にすごい人を亡くしました。心からご冥福をお祈りします。もう少ししたらたくさんコントを見返してみようと思います。