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空気読めないって英語ある?

日本って他人のことを思いやる、悪く言えば他人のことを気にしすぎる文化と言われています。他人のことを考えず、的外れなことをすると「あいつ、空気読めない」「KY」って言われますよね。

これって日本独特の言葉で、多くの外国では“空気読めない”っていう微妙な考え自体がないんだろうな、とずっと思ってきました。なのでそんな表現は英語でもないのだろうと。

いや、それがあったんですよね。今回の新型コロナに関連して多くその表現がTwitterで見られました。

Tone-deafが近い?

tone-deaf (tone deafとも書く)は形容詞で、普通の意味だと“音痴”。たぶん、学校で使っている英和辞典だとその意味しか出てないと思います。しかし、そこから派生してほぼ“空気読めない”と同じ意味で使われています。

ちょっと前、安倍首相がリビングルームに座って星野源とYouTube勝手に共演して炎上しましたが、それを英語圏の人々はtone-deafと言って非難していました。

Abe criticized as tone deaf after lounge-at-home Twitter video

Japan Times

安倍首相もクオモ知事も…

そして、最近、ニューヨーク州知事であるクオモ氏も色んな人に言われてしまいました。

なんと、クオモ氏、自分で描いたポスター(!)が炎上してしまったんですね。ニューヨークでみんながこうやって新型コロナと戦ったという自画自賛っぽいポスター。19世紀ごろのポスターアート風ということですが…。

これについて、多くの人が
「32,000人もの亡くなった人が描かれていない」
「tone-deafだ」
と批判していて、炎上しています。特に新型コロナで身内を亡くし人は、これはtone-deafで耐え難いというようなことを言っています。しかもこのポスターをオンラインで販売しているとなれば、それはそうなるでしょう…。

どこの国でもこの非常事態のなかで、リーダーが同じような失態ともいえることを起こしているのですね…。

関係ないですが、クオモ知事って絵がうまいんですね。驚きました。

追記:
後から検索して知りましたが、クオモ知事がラフ書いて、それを職人が仕上げるみたいです。1から10までやっている暇ないですよね、そりゃ!